こんにちは。
せどり専門の格安経理代行 代表の藤田です。
せどり専門の格安経理代行は、大阪から「オンラインで全国対応している」経理代行サービスです。
皆さんは、お店でもらった領収書の宛名が「上様」になっていることに後で気付いて、しまったと思った経験はないでしょうか?
あるいは、宛名が「上様」になっている領収書は経費にできないと思って、捨ててしまったことはないでしょうか?
皆さんの中には「宛名が上様の領収書は本当にだめなのか?」と疑問に思っている方もおられると思います。
そこで今回は、宛名が「上様」になっている領収書について、お伝えしたいと思います。
領収書には何が書かれているか
宛名が「上様」についてお伝えする前に、まずは領収書に書かれる項目についてお伝えします。
日付
代金を支払った日付を年月日で記載します。
和暦、西暦どちらの場合も省略してはいけません。
必ず「令和2年」「2020年」など、年号や西暦のすべての桁まで正確に記載します。
宛名
宛名については後述します。
金額
実際に受け取った代金を税込金額で記載し、3桁ごとに桁区切りの「,」を打ちます。
改ざん防止のために、数字の頭には「¥」や「金」、末尾には「-」や「也」といった文字・記号を書きます。
続いて「内訳」欄に、税抜き金額と消費税額を記載します。
但し書き
但し書きには、提供した商品やサービスの内容を記載します。
「書籍代として」「お食事代として」など、何の代金かが一目でわかるように記載します。
発行者の住所、氏名
商品やサービスを提供した店舗名や企業名と住所、連絡先を記載します。
宛名が「上様」の領収書は経費にできないのか?
手書きの領収書には、受け取る側の個人名や会社名を発行する側に書いてもらうのが原則です。
とは言え、「宛名をどうしますか?」と聞かれた際に、つい「上様でいいです」と言う人もいます。
名前の漢字が難しくて説明するのが面倒だったり、屋号だと伝わりにくいことなどが理由です。
あるいは相手が宛名を書き忘れて、それに気付かず空欄のままもらってしまうこともあります。
しかし「上様」では、領収書をもらった側の情報を何も伝えないので、宛名が書かれていないのと同じと考えられます。
宛名が「上様」や宛名なしの領収書は、好ましくはありません。
しかし、金額が少額の場合は慣習的に認められていますので大丈夫です。
宛名が「上様」や宛名なしでも自分で訂正したり書きこんだりせず、そのまま経費で落としてください。
後でちゃんと経費を使ったことを証明できれば大丈夫です。
ただ、だからといって宛名が「上様」ばかりの領収書をもらっていると、税務調査の際に「本当に自分で払った領収書なのか?」と疑われかねません。
あるいは、金額が高額だと「反面調査」といって、皆さんではなく取引の相手側に税務調査が入ります。
反面調査で裏が取れれば経費になりますが、相手側に記録が残っていないと、経費として認められない可能性もあります。
まとめ
領収書の宛名が「上様」になっているからといって、必ずしも経費として認められないというわけではありません。
しかし、経費として認められない可能性が0ではありませんので、名刺を見せるなどして正しい宛名を書いてもらった方が確実です。
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