仮払金を使う際の仕訳~どういった場合に使うのか?

こんにちは。
せどり専門の格安経理代行 代表の藤田です。

せどり専門の格安経理代行は、大阪から「オンラインで全国対応している」経理代行サービスです。

今回は仮払金について解説します。

仮払金とは?

内容や金額が確定していないうちに支払ったお金は、「仮払金」という勘定科目を使って処理します。

よく発生するのは、接待交際費や出張旅費です。
事前に概算の金額を渡しておいて、後日に精算します。

仮払金は貸借対照表の資産に計上されます。
仮払金の仕訳は、お金を支払った時と、精算した時に発生します。

実際の仕訳

一万円札と千円札
例として、出張旅費として現金にて30,000円を仮払し、後日現金にて精算(実際の旅費は29,000円で、1,000円を返金)した場合についてご説明します。

なお、消費税の免税事業者と課税事業者で仕訳が違ってきます。
皆さんがどちらに該当するのかをまず確認してください。

さらに課税事業者の場合、消費税の処理方法が税込経理と税抜経理のどちらかを選べます。

消費税の免税事業者と課税事業者、税込経理と税抜経理については、こちらの記事をご覧ください。

https://fukugyo-keiri.com/uriage-shiwake20201026.html

消費税の免税事業者の場合(税込経理)

仮払時

借方科目 金額 貸方科目 金額
仮払金 30,000 現金 30,000

精算時

借方科目 金額 貸方科目 金額
旅費交通費 29,000 仮払金 30,000
現金 1,000

消費税の課税事業者の場合(税込経理)

仮払時

借方科目 金額 貸方科目 金額
仮払金 30,000 現金 30,000

精算時

借方科目 金額 貸方科目 金額
旅費交通費 29,000 仮払金 30,000
現金 1,000

消費税の課税事業者の場合(税抜経理)

仮払時

借方科目 金額 貸方科目 金額
仮払金 30,000 現金 30,000

精算時

借方科目 金額 貸方科目 金額
旅費交通費 26,364 仮払金 30,000
仮払消費税等 2,636
現金 1,000
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株式会社ビーバーム 代表取締役、せどり専門の格安経理代行 代表。せどりをしている人を対象に経理業務のサポートを行っている。会計ソフトへの入力サポートや入力代行、経理業務のコンサルティングの他、クライアントの事務所に定期的に出向いてのサポートも行う経理のプロ。