こんにちは。
せどり専門の格安経理代行 代表の藤田です。
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今回は未払費用について解説します。
未払費用とは?
例として、従業員に給与を支払っているケースで見てみましょう。
毎月15日締め、当月25日支払いとします。
支払った時点で経費(給与)として計上する会計処理を採用している事業者も多いと思います。
事業年度の途中であれば、その会計処理で問題ありません。
ただ、年度末になると事情は違ってきます。
事業年度が1月1日~12月31日の事業者の場合で考えてみましょう。
2021年1月15日締めの給与は、2021年1月25日に支払うことになります。
この場合、支払った時点で全額2021年度の経費(給与)として計上していいのでしょうか?
結論から言いますと、この会計処理ではだめです。
2020年12月16日~12月31日分は、2020年度の経費(給与)にしなければいけません。
このような時に「未払費用」という勘定科目を使って仕訳をします。
未払費用は貸借対照表の負債に計上されます。
未払費用の仕訳は、決算時(年度末)と翌期首に発生します。
実際の仕訳
例として、事業年度が1月1日~12月31日の事業者が、2021年1月15日締めの給与200,000円を銀行振込にて支払う場合についてご説明します。
なお、給与は消費税がかからないため、消費税の免税事業者でも課税事業者でも仕訳は同じです。
決算時(12月31日)
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
給与 | 100,000 | 未払費用 | 100,000 |
※200,000円の半月分を未払費用として計上します。
翌期首(1月1日)
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
未払費用 | 100,000 | 給与 | 100,000 |
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